仕様
最終更新日: 2026年7月15日
VIBE MIX LABは、アップロード音源の解析、ミックス、書き出しをブラウザ内で行うDJミキサーです。このページでは、現在提供している機能、独自解析の考え方、利用上の制約を説明します。独自技術を保護するため、再現可能な実装手順、判定式、内部パラメータは公開していません。
対応オーディオ形式
MP3、WAV、M4A、AAC、OGG、Opus、FLAC、WebMなどの音声ファイルを選択できます。音源はブラウザ内で読み込まれるため、実際の対応状況はブラウザとOSのコーデック対応に依存します。同じ拡張子でも、使用環境によって読み込めない場合があります。
トラック制限
1ミックスにつき最大12トラックまで追加でき、ミックスダウンには解析済みの2トラック以上が必要です。追加した曲からBPM、キー、再生時間などを解析します。処理できる合計時間は端末の性能や空きメモリに左右されます。BPMは別候補への変更や手動補正も可能です。
BPM検出の独自実装と精度
BPM解析は外部のビート検出ライブラリに依存せず、拍の周期、音の立ち上がり、曲中でのテンポの安定性を複合的に評価する独自方式です。単一の特徴だけで決めず、DJ解析で起こりやすい半テンポ・倍テンポの可能性も考慮しています。一定したリズムを持つ曲では安定しやすい一方、フリーテンポ、リズムの薄い曲、途中でテンポが変わる曲では誤差が出るため、候補選択と手動補正を用意しています。
キー検出の独自実装と精度
キー解析も外部のキー検出ライブラリに依存せず、クロマ特徴量を中心に、和音の響き、低音の傾向、曲中での調性の一貫性を組み合わせてメジャー/マイナーを推定する独自方式です。結果はハーモニックミキシングで扱いやすいCamelotコードにも対応付けます。明確な和音とベースを含む曲では安定しやすく、無調、転調が多い曲、短い効果音、強く音程加工された音源では精度が下がります。
トランジション種類
Standard Crossfade、Multiband Crossfade、Kick Handoff、Cutの4方式を選べます。フェード長は6〜60秒で調整できます。必要に応じてBPM同期、低域の衝突を抑える処理、拍やフレーズを意識した切替、キーの相性を考慮するハーモニックミキシングを組み合わせ、曲同士が不自然にぶつかりにくいよう調整します。
処理場所
ユーザーが選択した音源の解析、ミックス、書き出しはブラウザ内で行われ、音声本体がミックス処理のためにサーバーへアップロードされることはありません。再読み込み後の復元用として、音源が端末内のブラウザストレージへ保存される場合があります。品質改善のため利用状況やエラー情報を送信することがありますが、音声本体は含まれません。
出力形式
高音質のWAVと、扱いやすいMP3でミックスを保存できます。WAVには生成したアートワークを埋め込めます。また、ミックスの一部をビジュアライザー付きMP4動画として書き出せます。変換はブラウザ内で行われ、MP3変換に失敗した場合はWAVを利用できます。
モバイルの制約
モバイル端末では、長い音源や多数のトラックを処理するとメモリとCPUの制限を受けやすくなります。長尺ミックスでは自動的に省メモリ処理へ切り替え、再生や動画書き出しも端末の状況に合わせて負荷を抑えます。そのため、長尺処理では通常処理とトランジション結果や動画表現が異なる場合があります。複雑なミックスにはデスクトップ環境を推奨します。
ブラウザ互換性
Web Audio APIとWebAssemblyに対応したモダンブラウザが必要です。音声形式への対応状況や処理性能はブラウザと端末によって異なります。最新のChrome/Edgeを推奨しますが、Safari/Firefoxでも必要な機能と音声形式に対応していれば基本処理を利用できます。
精度の考え方と検証
BPMとキーは音楽信号からの推定値であり、すべての楽曲に対する正解保証や、根拠のない精度率は掲げません。BPMは候補値と手動入力で補正でき、ミックス時は画面で確定したBPMとキーを優先します。アルゴリズム、既知の失敗条件、測定条件を変更した場合はこの仕様も実装に合わせて更新します。正解BPM/キーを持つ権利処理済み音源での再現可能な測定値は、測定環境と入力条件を添えてベンチマークページに公開します。